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編集さんにネームを見せて 「カタルシスがないね~」 と、よく若い頃言われてました。 「カタルシス」は感情の解放とか、快楽とか 要はストーリー漫画の一番盛り上がる部分に持ってくるのだけど 先日つぶやいた「役者型」 感情や気持ちから漫画を描く人は気をつけたほうがよくて

自分の感情を思いっきり出せる 「カタルシス」に最高の表情や言葉、絵を一生懸命考えるのだけど、 「ないね~」なんて言われたら感情的に意地になって描きたいとこだけど この「カタルシス」の場面をより良いものにしなきゃと 思い過ぎると、そのためだけに都合よく話を描いてしまいがちで

「カタルシス」だけに意識がいってしまうと 「キャラを立てる」ことを忘れがちになってしまうことがあります 「カタルシス」を引き立てるためには それまでに読者にどれだけ「キャラクター」感情移入してもらうか勝負で できないと「カタルシス」も 「あーそうなるよね」で終わっちゃう もったいないよね・・・ なので、「カタルシスがないね~」と言われて 「すんごいカタルシス場面を考えてやる!!」 と思う前に もう一度「キャラクター」が気に入ってもらえるか考えようねという話。 自分が「役者型」だから自戒を込めて。

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