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コルクBooks公式のお題:共感系雑誌マンガQ
お題

#共感系雑誌マンガQ

コラボ企画
8日前更新 コルクBooks公式

コルクBooksでは、COMITIAで共感系雑誌『マンガQ』を定期刊行することにしました。創刊号の特典として、マンガQを予約購入して頂いた方に限り、本お題に投稿頂ければ、マンガを全て次号以降のマンガQ...

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コラム
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いよいよ5月12日、共感系マンガ雑誌『マンガQ』の第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭のマンガ家13名にインタビューを実施しました!



今回のインタビュー相手は、マンガ『キョウカン鳥』の作者・chikuさんです。



普段は、ご夫婦の共同名義で創作活動を行っているchikuさん。



マンガ『キョウカン鳥』を通して描いた実験的表現とは?

これからのマンガ家に必要な、大きな視点とはなんなのか?



SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしているマンガ家たちの声をお聞きください!




・・・




『キョウカン鳥』の実験的表現




ーー本日はよろしくお願いいたします!『キョウカン鳥』読ませていただきました。



chikuさん:ありがとうございます!



ーー今回の作品は、誰かに共感してもらわないと自分の感想や気持ちに自信が持てない現代人を象徴しているように感じました。やっぱりそこのところがテーマになっているんでしょうか?



chikuさん:そうですね。あとは作画的なところで言うと、『ギャートルズ』の園山俊二さんの詩に「真っ白な紙にひかれた一本の線が地平線となり天と地にわける」という一節があるんです。マンガというのは、線を描き足していくことで世界が構築されていくんですね。それを意識しました。



ーーなるほど。今回の作品は実験的な表現のように感じます。



chikuさん:あとは、キョウカン鳥は「ツイートしよう!」と言ってるんですけど、スマホもパソコンも持っていないんですよね。テレビのように見えるものも、実際に猫が飛び出してきたりと、いわゆるテレビではない。すると、『キョウカン鳥』の世界はもしかしたら現代ではないのかもしれない、ということになるんです。昔かもしれないし、あるいはものすごく未来の世界かもしれない。そういうふうに、読者の人の想像の余地を残すことを意識しました。



ーー確かに、はっきりと規定されていないと色々な想像が膨らみますね。九官鳥をモチーフにしたのは、共感系雑誌マンガQの「共感」という言葉が先にあったからでしょうか?



chikuさん:はい。九官鳥というのは、昔は喫茶店なんかによくいて、客寄せパンダ的な存在だったんですよ。だから、『キョウカン鳥』がマンガQの客寄せパンダになってくれればいいなという思いも込めました。





100人の似顔絵を描いて、人の顔の面白さに気づいた




ーーchikuさんはご夫婦の共同名義で創作活動されているとのことですが、今回『キョウカン鳥』を描いてくださったのは、今インタビューに答えてくださっている旦那様の健一さんですよね。お2人はどのように役割分担されているんですか?



chikuさん:基本的には構成・絵コンテが僕の担当ということになっています。コルクBooksに投稿した作品で言うと、『チョコロイド』なんかは2人の共同制作ですが、『昭和の顔』と題した似顔絵連載は僕が描いたものです。



ーーそうなんですね。似顔絵連載を始めるきっかけは何かあったんですか?



chikuさん:昨年、商店街のイベントで似顔絵を描く仕事をしたんです。その時に100人くらいの人の似顔絵を描いたんですけど。



ーー100人!?すごい人数ですね。



chikuさん:そうなんです。でも、それがすごく楽しくて。当たり前なんですけど、100人いたら100人とも違う顔なんですよ。それで、もっといろんな顔を描きたいと思って似顔絵連載を始めたんです。



ーーそうだったんですね。





文化庁メディア芸術祭受賞をきっかけに、マンガの道へ




ーーchikuさんは、マンガに限らず様々な創作活動をされていますが、マンガを描こうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか?



chikuさん:ずっと妻と2人で創作活動をしていて、依頼されたものを描いたりイベントをしたりしてきたんですが、仕事ではなく自分たちのアイデアを形にしてみたかったんです。そうして描いたマンガ『SHI RI TO RI』が文化庁メディア芸術祭受賞 で奨励賞をいただいて。それをきっかけにマンガの制作も始めました。



ーーなるほど。そもそも、お2人が創作活動を始めたきっかけはなんだったんでしょうか?



chikuさん:2人とも結構似ていて、子供の頃から絵を描くことが好きで、描くことがアイデンティティのようなものなんです。例えば、僕の場合は昔から挨拶がわりに似顔絵を描いたりしていて、絵がコミュニケーションツールなんですよね。




コルクBooksには、マンガ界のレジェンドとはまた違った熱がある




ーーでは、ここからはコルクBooksについてお聞きしていきたいと思います。chikuさんは何がきっかけでコルクBooksを知ったんでしょうか?



chikuさん:3年くらい前だったかな。大阪で開かれたベンチャーコミュニティーに、コルク代表の佐渡島さんが講師としていらっしゃったんです。僕はそのイベントのチラシ作りを担当していたので、それもあって佐渡島さんにご挨拶させていただいて。コルクとの繋がりはそのときからですね。その後、コルクBooksが立ち上がったときに、おもしろそうだなと思って投稿を始めました。



ーー実際にコルクBooksに投稿してみてどうでしたか?



chikuさん:新しい作家だったり、読者の流れを知ることができていいなと思います。僕は(公社)日本漫画家協会というものに所属していて、マンガ界のレジェンドみたいな人たちのお話を聞くこともあるんですけど、その人たちは自分が作り上げてきたマンガへの情熱とか絵へのこだわりが半端じゃないんです。コルクBooksでは、その人たちとはまた違った若い世代の熱や、表現したい欲みたいなものに触れられるのがいいですね。



ーーなるほど。それぞれのコミュニティに違った熱があるんですね。chikuさんがコルクBooksに投稿するときに意識している点はありますか?



chikuさん:普段仕事で書いているものとは違って、様々な角度の作品を投稿していますね。「このタッチの絵にはどういう反応が来るんだろう」っていう実験なものとか、コルクBooksに集まっている人の傾向に合わせたものとか。実験的に利用することも多いです。




マンガは、街だって世界だってデザインできるかもしれない




ーーでは、chikuさんの今後の展望を聞かせていただけますか?



chikuさん:とにかく描き続けていきたいですね。去年、僕らが描いたマンガを見て、遺品整理会社からアニメーションを作って欲しいという依頼があったんです。思ってもみなかったのですが、取材させて頂くと家族のドラマがあったので、心をこめて制作しました。そういうふうに、描き続けることでそれを見た人がイメージを持ってくれて、思いもかけなかったものを描くことってあると思うんです。自分が考えもしなかったことに取り組むことが好きなので、新しいものにもどんどん挑戦していきたいです。



ーー最後に、これからの時代のマンガ家やクリエイターにとって大切なことはなんだと思いますか?



chikuさん:「マンガがどういうものなのか」という、マンガ家にとっての根の部分を知ることだと思います。石ノ森章太郎氏は、マンガのことを「萬画」(よろずが)と言っています。これは、マンガはあらゆるものを表現できるということです。例えばディズニーランドは世界一のテーマパークですが、あれも元はと言えばマンガの世界から出発していますよね。商業誌での連載というものだけにこだわらずに、「マンガで何かを伝える」ということを目指す。そうすれば、街や、さらには世界だってデザインすることができるかもしれない。そういう大きな視点を持つことが大切だと思います。



ーーありがとうございました!今後の作品も楽しみにしています。





・・・





以上、『マンガQ 第2号』に掲載されているマンガ『キョウカン鳥』の作者・chikuさんへのインタビューをお届けしました。


ご夫婦でタッグを組み、実験的な表現にも果敢に取り組むchikuさん。今後の作品も楽しみです!



chikuさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちらです。


ぜひ、マンガQを手に取り、マンガ『キョウカン鳥』を読んでいただきたいです!そして、chikuさんのこれからのご活躍に注目ください!



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いよいよ5月12日に共感系漫画雑誌『マンガQ』第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭の漫画家13名にインタビューを実施しました!


今回のインタビュー相手は、マンガ『居酒屋zoo』の作者・丸山ミユさんです。

2児の母でもある丸山さん。次に描いてみたいマンガは、「育児漫画っぽくない育児漫画」だと言います。


その裏にある、丸山さんが子育てを通して気づいた「人間が育つ複雑さ」とはなんなのか?



SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしている漫画家たちの声をお聞きください!





・・・






フレッシュさを忘れたくなくて、新入社員をテーマに選んだ


ーー本日はよろしくお願いいたします!『居酒屋zoo』読ませていただきました。


丸山さん:ありがとうございます!


ーー『居酒屋zoo』では、動物たちが仕事終わりの会社員のようにしゃべっていますよね。こういった世界観を思いついたきっかけはなんだったんでしょうか?


丸山さん:『#人生に目的なんていらない』というお題を考えていて、一晩寝て朝起きたら思いついていました。幼少期に実母が言った「ずっと檻の中で過ごして食べることだけを楽しみで生きてる動物を見るのが切ない」という話が頭の中にこびりついており、無意識で動物や動物園が出てきたのかもしれません。


ーー今回のお話では、会社員のようなことをしゃべる動物たちが動物園の新入社員について愚痴やときには温かい言葉を言い合っていますが、新入社員をテーマにしたのはなぜでしょうか?


丸山さん:『マンガQ』に掲載していただくのは初めてなので、読んで下さる方が設定に入りやすいように「はじめて」のイメージがある新入社員をメインキャラクターに据えました。あとは、紙の本なので自分の手元に残りますよね。新入社員をテーマにして、いつまでもフレッシュさを忘れないでいたいという思いがありました。


ーーなるほど。今回の『居酒屋zoo』の制作にあたって、楽しかったことはありますか?


丸山さん:掲載していただくことが決まったとき、「『居酒屋zoo』の世界を見てもらえる機会が増えた!」ととても嬉しく思いました。そのことを糧に、最後まで楽しく描ききれたと思います。



出産を経て知った「人間が育つ複雑さ」


ーーそもそも、丸山さんが漫画を描き始めたきっかけはなんだったんでしょうか?


丸山さん:初めは小学生のとき、少女漫画に憧れてキラキラな恋愛漫画を描きたい!と思って、描いたものを友達に見せていました。


ーーそうなんですね!今丸山さんが描かれている作風とは違いますね。


丸山さん:そうですね。友達に見せているうちに、キュンとしてもらえるよりも笑ってもらえる方が嬉しく感じるようになって、徐々にギャグ漫画を描くようになりました。


ーーその後、一度漫画を描くことからは遠ざかって、また漫画を描き始めるきっかけはなんだったんでしょうか?


丸山さん:出産を経験して子育てを始めて、「人間が育つ複雑さ」を身をもって知ったんです。その複雑さを漫画で表現したいと思って、また描き始めました。


ーー人間が育つ複雑さ…。子育てを経験した人でないと気づけないことかもしれないですね。ちなみに、丸山さんが実感した「複雑さ」には、どのようなものがありますか?


丸山さん:「人間が育つ」ということには、持って生まれた特性、養育者の特性や人数、養育者の育てられ方、集団生活で出会う先生や友達など、多くの要素が絡みついています。シンプルに「生まれつき!」だけではないし「親の育て方が!」だけではないということに、子育てを通して気がつきました。


ーーなるほど。丸山さんは今、子育てをしながら漫画も描かれているんですよね。


丸山さん:はい。週3日のパートもしつつ、2人の子供、夫、義両親の周りを走りながら漫画を描いています。


ーー子育てもお仕事もされているとなると、漫画を描こうと思ってもなかなか腰が重いのではないかと思うのですが、何かきっかけはあったのでしょうか?


丸山さん:スマホでスラスラ描ける格安のペンを見つけたんです。これなら、隙間時間で描ける!と思って、描き始めることができました。


ーーなるほど。少ない時間をやりくりするには、ツールも重要ですよね。描いた漫画をコルクBooksに漫画を投稿するきっかけはなんだったんしょうか?


丸山さん:Twitterでどなたかのツイートから知りました。どなたかは記憶にないんですが…(笑)そのとき企画で行われていた「思春期テンパーチャー」のラリーがとても魅力的で、続きを誰が描いても許される雰囲気に突き動かされて投稿しました。


ーー実際にコルクBooksに投稿してみて、どうでしたか?


丸山さん:アドバイスをいただけるのが本当にありがたいです。投稿したら反応があるというのが嬉しくて、より意欲的に投稿しようと思えます。自分の子どもを無視して子育て漫画は描けないと思っているので、連載の部分は完全にマイペースで、生活や体調を優先に無理なく投稿しています。



目指すは「育児漫画っぽくない育児漫画」


ーー仕事に子育てにお忙しいとは思いますが、これからも漫画を描き続けていきたいですか?


丸山さん:もちろんです!個人的に、漫画を描くと心身の調子が良くなるんです(笑)なので、これからも描き続けます。


ーー適度なアウトプットは健康にもいいんですね(笑)今後描いてみたい漫画は何かありますか?


丸山さん:「育児漫画っぽくない育児漫画」を描きたいと思っています。最近はSNSでも育児に関するエッセイ漫画がブームですが、子どもをメインに、「子どもの可愛さ」 を前面に出して描いているものが多いと思います。でも、今は少子化の時代でどんどん子どもの数が減ってますよね。そういった時代の中で、これからは子どもに慣れていない大人がますます増えていくと思うので、子どもではなく大人をメインに描いていきたいです。そして、子どもに触れ合う機会が少なくなった現代の大人の「育ち」への認知を広げていければと思います。


ーー確かに、大人をメインに描いた育児漫画ってあまり見ないですね。丸山さんの「育児漫画っぽくない育児漫画」を、どういった人に読んで欲しいですか?


丸山さん:頑固な人に読んで欲しいですね。

頑固って少しなら誰にでもあるもので、ときには長所にもなるので、そのままで良いとは思うんですが、「あなたのその頑固は継続しつつ、他のキャラの他の世界の頑固さもご覧になって、お互いの頑固を尊重できたらいいですね」という思いがあります。


あとは、あまり子どもが好きじゃない人。私も昔は子供が好きじゃありませんでした。その辺にいる騒々しい親子連れに冷たい目を向ける気持ちも分かります。

私が子供を好きじゃなかったのは、は子供や子育てについてほとんど何も知らなかったからです。

知らないがゆえに批判的な思いを向けてしまって、実は必死に生きてる親子を追いつめる原因の一つになっていたと思います。私の漫画を読むことで、子供や育児についての知見を少しでも広げられればと思います!


ーー最後に、丸山さんの漫画家としての今後の展望を教えていただけますか?


丸山さん:具体的な展望はまだ開けていませんが、子育てをしている中で、「東大に入れる子育て」より「将来裁かれてしまわない(困った大人にならない)子育て」の方が需要があるんじゃないかと思うことが多々あります。いつか、そういうエッセイも描いてみたいですね。


ーーありがとうございました!今後の作品も楽しみにしています!




・・・






以上、『マンガQ 第2号』に掲載されているマンガ『居酒屋zoo』の作者・丸山ミユさんへのインタビューをお届けしました。



丸山さんの描く、「育児漫画っぽくない育児漫画」を拝見できる日が楽しみです!


丸山さんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちらです。


ぜひ、マンガQを手に取り、マンガ『居酒屋zoo』を読んでいただきたいです!そして、丸山さんのこれからのご活躍に注目ください!


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いよいよ5月12日に共感系漫画雑誌『マンガQ』第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭の漫画家13名にインタビューを実施しました!


今回のインタビュー相手は、マンガ『移り香』の作者・michiさんです。

「全ての出来事には人間が居て、善人も悪人もいるのだなと思い知らされてきたので人を描きたいと思うようになりました。」


多くの漫画家とは一味違う人間ドラマを描くmichiさん。彼女の漫画で描かれる希望や絶望には境界がないように感じる。それでも最後は明るい光を感じる爽やかさもある。

そんな独特な空気感はいかにして生まれるのか?彼女にとってコルクBooksとはどんな存在なのか?


SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしている漫画家たちの声をお聞きください!





・・・





一口で言えない人間模様、家族や血のつながりなどのテーマを描きたい




ーー今日はよろしくお願いします。「移り香」読ませていただきました!今回の漫画のテーマを教えてください。



michiさん:テーマは簡単に言うと「女から見た家族」です。他人に説明できない秘めたる関係というものは世に多々あると思っていて、ではその説明できない大切な人を失った時にそのやり場のない気持ちや喪失と人はどう向き合うのかを考えました。一応恋愛もののような体をとっていますが家族について書いたつもりです。当たり前のように家族を家族と思っているけれどそれを形作っているのは果たして血のつながりなのか、それとも時間の積み重ねなのか、そこに何があるのかという疑問に何かしらの答えを出したくて主人公である由起子に託して物語を作りました。



ーー「家族」を扱う漫画は多いですが、michiさんがテーマにしているものは王道ではないと言うか、みんなが目に留めないことを拾おうとしている感じがします。



michiさん:そうですね。いわゆる王道の漫画を描こうと思ったことはあります。と言いますか、ピュアな恋愛漫画は小学生~高校生くらいまでは描いておりました。しかし成長するにつれ現実の経験とのかけ離れ具合に全ては人間同士のものだものなぁ…と自分の中で何だかどうにもしっくり来ないものを感じるようになりました。それに学校の課題や友だち付き合いに割く時の方が増え、次第に漫画自体(読む描く)から離れてゆくようになりました。それから環境も変わり自分の時間が出来たことで、また漫画を描くようになり、恋愛漫画に挑戦してみました。でもどうにもピュアにならず人間のドロドロした嫌な面や人に言えないような関係の物語ばかりが浮かんできまして、そこから徐々に人が起こす日常のドラマを描きたいと思うようになりました。それと多分、小学生くらいの頃から過去に起きた事件・事故などにまつわるものを調べて読んだりをしていることも大きいと思います。そこから生や性にまつわる物語、そういったものに振り回される人間模様、家族や血のつながりなどのテーマを描くようになり今に至ります。



誰かが本当に自分に語りかけるようにコルクBooksが背中を押してくれた気がした




ーーコルクBooksのことはどのような経緯で参加するようになったのですか?



michiさん:地方在住で働きながら描いてきたので、描いた漫画を本にしてイベントなどに参加したいと考えていたのですが色々調べているうちに漫画投稿サイトに漫画を投稿する方が早く、またこれだったら地方からでも自分の生活ペースで創作ができると思うようになり投稿サイトをメインに活動するようになりました。そして今年の1月頃でしょうか、ツイッターでマンガQ創刊のことを偶然目にしてそこからコルクBooksさんのサイトへ…自然に誘われてました。



ーー投稿サイトですでに活動されていたんですね!ではなぜコルクBooksにも漫画を投稿しようと思ったんですか?



michiさん:すぐに投稿!…とはならず、最初はただただ皆様の作品をワクワクしながら読んでおりました。次第に「この中に入りたい!参加したい!」と、ふつふつと熱いものが込み上げ投稿するに至りました。



ーーコルクBooksコミュニティは熱いですよね!コルクBooksに投稿してよかったことはありますか?



michiさん:1.欲望の全肯定 2.人間賛歌 3.表現10倍増し、この三つを教えていただいたことです。背中を押された感じがしました。これは「創作のヒント」に書いてあったものなんですが、今まで抑えていた感情や思いを漫画の中では出してもいいのだと気付かされガツーンと響きました。投稿していくうちに漫画の中で今まで格好つけていた部分を剥がしたいと、もっと感情を出したいと思えるようになりました。それは投稿しようと思わなければ知り得なかったことなので漫画を投稿して本当に良かったと思える出来事です。



ーーお題のページにある「創作のヒント」良いですよね。ちなみに、どういう人にコルクbooksが向いていると思いますか?



michiさん:現状打破したい!という強い気持ちがある人です。ただ投稿して終わりではなく、そこから先に進みたいという気持ちのある人には最高の場所だと思います。コルクBooksさんのすごさは、やはり描き手の方々の作品のラリー(やり取り)を直に目にできることです。作品が出来上がってゆく瞬間に立ち会えるという、とても貴重な体験ができることだと思います。そしてそこから生まれた「マンガQ」は熱い雑誌です!創刊号を読んで、漫画家の皆様と編集の皆様の創ることへのリアルな息遣いを感じました。自分の中に溢れんばかりの熱いものがあるならば、それを思い切り描いて投稿するしかないと思います!



忘れ上手じゃない人へ届けたい物語がある




ーー最後に、今後の展望ついて何か考えていることはありますか?



michiさん:とにかく描ける限りたくさんの漫画を描きたいです。もっと人を描けるようになりたいです。そしてそこから生まれるドラマを描いてゆきたいです。いいことも悪いことも、生きてきた日々のぎゅっと胸締めつけられるような心の瞬間をいつまでも忘れられない人に届けていきたいです。私自身どうにも上手く記憶の整理整頓ができない人間なので忘れ上手でない人へ届けることができたなら幸せです。



ーーmichiさんの独特な雰囲気の人間ドラマ、楽しみです!本日はありがとうございました。






・・・






以上、『マンガQ第2号』に掲載されている漫画『移り香』の作者・michiさんのインタビューをお届けしました。


michiさんの今回の作品からは本当に香りを感じます。潮の香りも、焦げた香りも、雑誌の紙面から伝わってきました。

ぜひ、マンガQを手に取り、漫画『移り香』を読んでいただきたいです!


michiさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちら

michiさんのこれからのご活躍に注目ください!


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いよいよ5月12日、共感系マンガ雑誌『マンガQ』の第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭のマンガ家13名にインタビューを実施しました!



今回のインタビュー相手は、マンガ『蛇女』の作者・しんぺーさんです。



10年以上のブランクを経て、再びマンガを描き始めたしんぺーさん。


しんぺーさんを突き動かす、「描きたいもの」とは何なのか?




SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしているマンガ家たちの声をお聞きください!





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ストーカーの心理から着想を得た?!


ーー本日はよろしくお願いします!『蛇女』読ませていただきました!


しんぺーさん:ありがとうございます!


ーー今回の『蛇女』は少し不気味な雰囲気が漂っていますが、どんな想いが込められているのでしょうか?


しんぺーさん:色々あるんですが、第一のテーマは「誰かを選ぶことで始まる」ということです。『蛇女』は、鷲峯が青羽を選んで、1対1で話をするところから物語が展開していくんですよね。逆に言えば、鷲峯が青羽を選ばなければ何も始まらないんです。


ーーなるほど。


しんぺーさん:次いで、加害者と被害者の関係になってしまうストーカーは問題ですが、誰かを選んでもっと知りたい、その人のために何か行動したいというストーカーの心理そのものは悪くないのではないかということを考えていました。


ーーストーカーの心理から着想を得たとは驚きです。でも確かに、冒頭のシーンで鷲峯が青羽の家を覗き見してニヤリとしているところは、ストーカーを彷彿とさせますね…。


しんぺーさん:はい。そして、人は様々なコミュニティで演じ分けていいのではないかということ、さらに言えば、1対1の関係と集団の中での関係は別でいいのではないかということがテーマの一つとしてあります。


ーー青羽と2人で出かけるときの鷲峯の雰囲気が学校とは全く違っていたり、博物館で鷲峯と楽しそうに話していた青羽が、別々の電車で帰りたいと言うシーンにはそういったテーマが盛り込まれているんですね。


しんぺーさん:そうですね。また、漫画の表現としてやってみたかったこともいくつか盛り込んでいます。

1つは、相対するキャラクターである2人、つまり“クラスで浅く広くつながる一方で、誰も選べない青羽“と“クラスでほとんどつながりがないものの、1人の男子を選べる鷲峯“をぶつけてみたかったんです。これは、さっきも言った「誰かを選ぶことで始まる」というテーマにも関連すると思います。


もう1つは、鷲峯が終始不気味で、この終わり方はいいことなのか疑問が残るものの、「2人の関係は今後悪いものにはならなそうかも」という読後感を与えたかったという狙いがあります。


最後に、社会性のある夫を持つことで社会とつながる妻という、今では減ってきた男女の関係を、教室を社会の模式的空間として描いてみたかったという気持ちがありました。


ーー確かに、最後の鷲峯の表情には正直ゾッとしました。でも、青羽を抱きしめたり、口では「楽しかった」と言っているので、鷲峯の本心は読みきれないところがありますね。そういう読みきれないところに、読者の想像の余地を残しているということですね。



表現者や編集者と知り合うことで、ファンとは違うレベルで語り合える


ーーそもそもしんぺーさんが漫画を描き始めたきっかけはなんだったんでしょうか?


しんぺーさん:初めは、小学生のときに自然と漫画を描いて、同じように漫画を描いていた友達と見せ合いをしてました。10年以上の時を経て、社会人1年目のときにまた描き始めました。


ーー10年以上のブランクがあったんですね。社会人になってからまた漫画を描こうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか?


しんぺーさん:こしのりょう先生の漫画倶楽部という漫画制作ワークショップに参加したことがきっかけです。そこでコルクBooksを知り、絵が下手くそでも投稿できそうな場だなと思い、再び漫画を描き始めようと思いました。


ーー実際にコルクBooksに投稿してみて、どうでしたか?


しんぺーさん:ネームで上げてOKという点がありがたいです。最初は落書きのような絵をほぼ毎日あげようとしてたんですが、今ではお題ごとのペースであげることを意識しています。あとは、完成レベルをネームレベルのもの、書き込んだレベルのもので分けるようにしています。


ーーコルクBooksに投稿し始めて、何か変化したことはありますか?


しんぺーさん:漫画の描き方を色々学んで試すようになりました。ほぼゼロからなので、毎回なにかしら学んだことを試しています。また、縦スクロールで読むメディアなので実験的に描いてます。

人間関係に関して言うと、表現者と編集者の知り合いができました。それまで1人もそういった知り合いはいなかったので、ファンとは違うレベルで語り合える人間に囲まれるようになった点は大きな変化ですね。



世の中への「引っかかり」を漫画にして届けたい


ーーでは、しんぺーさんの漫画家としての今後の展望を教えていただけますか?


しんぺーさん:まずは、完結するお話をいくつか作り上げることですね。実はまだ、合計で100ページ分もお話を作ってないんです。短編をいくつか描く中で、描ける絵と内容の幅を広げていきたいと思っています。とりあえず1000ページ分は実験的に色々なお話を試したいです。


ーー短編については、何か具体的な構想はあるんでしょうか?


しんぺーさん:具体的なストーリーや設定というより、僕が漫画を描くときの意識の話になるんですが、読後に何か残るものがあって、誰かと語り合いたくなるものを描きたいんです。今回の『蛇女』もそうですが、問いかけがある漫画が描きたい。一見鬱陶しく思える主張や問いを、お話を通して自然に浮かび上がらせたいと思っています。


ーーこういう人に自分が描いた漫画を読んでもらいたい、というのはありますか?


しんぺーさん:作品ごとで違ってくるとは思いますが、世の中の何かしらに引っかかりがある人に読んでもらいたいです。その「何かしら」をテーマにした物語を作りたいと思っているので、そういう人に届いて欲しいと思います。


ーー最後に、これからコルクBooksやマンガQで漫画を描いてみたい方に向けてメッセージをお願いします!


しんぺーさん:1人じゃないです!漫画を描き始めるとき、今までなら1人で頑張るイメージが強かったと思います。でも、コルクBooksという場は初心者に開かれている上に仲間がいます。自分が描いたものを投稿するという、最初のちょっとしたハードルさえ超えれば漫画を描き続けるためのつながりが作れます。これまでは、技術的なハードルが高すぎて仲間ができず、続かなくて、上手くならないという負の状況があったかもしれません。でも、続けなきゃ上手くならないなら続ける理由を作ればいいんです。コルクBooksのつながりは継続の理由の一つになりえます。


ーーありがとうございました!これからの作品も楽しみにしています。





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以上、『マンガQ 第2号』に掲載されているマンガ『蛇女』の作者・しんぺーさんへのインタビューをお届けしました。



問いかけがあるマンガを描きたいと語ってくれたしんぺーさん。今後の作品も楽しみです!



しんぺーさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちらです。


ぜひ、マンガQを手に取り、マンガ『蛇女』を読んでいただきたいです!そして、しんぺーさんのこれからのご活躍に注目ください!


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いよいよ5月12日、共感系マンガ雑誌『マンガQ』の第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭のマンガ家13名にインタビューを実施しました!



今回のインタビュー相手は、マンガ『ハミ出る思い』の作者・仲曽良ハミさんです。



「思い出漫画家」として、自身の幼少期をマンガに描いている仲曽良さん。


一度はマンガの道から遠ざかった仲曽良さんが、思い出漫画家として再び活動を始めた理由とは?




SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしているマンガ家たちの声をお聞きください!





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『ハミ出る思い』は、ほとんど実体験


ーー今日はよろしくお願いします。『ハミ出る思い』読ませていただきました!


仲曽良さん:ありがとうございます!


ーー読んでいてずっと気になっていたのですが、noteとコルクBooksで連載されている『ハミ出る思い』は、仲曽良さんの実体験なのでしょうか?


仲曽良さん:知らないお姉さん編と高校生編はフィクションです。他の本編は多少マンガっぽくアレンジはしていますが、すべて実体験です。


ーーそうすると、主人公の『モリヤン』は仲曽良さんご自身ですか?


仲曽良さん:そうですね。『モリヤン』というのは当時のあだ名です。ほかの登場人物もみんな実在する人なので、マンガを読まれたら怒られるかもしれないなと思ってます(笑)。


ーー今回の須田先生もそうですが、結構刺激的な登場人物が多いですよね(笑)。少年時代のことを、周りの人やご自身の心情も含めて詳しく描写されていますが、当時は日記などをつけていたんですか?


仲曽良さん:全くつけてないです。全部記憶に頼って描いてます。


ーーそうなんですか!? すごい記憶力ですね。


仲曽良さん:正直、マンガを描くときにいちばん大変な行程は「思い出すこと」です(笑)。どうしても思い出せないときは、実家に帰って卒業アルバムや文集を眺めたり、当時の通学路を歩いてみたりしています。


ーー思い出すために色々な試行錯誤があるんですね。それでも思い出せることがすごいです!




本屋に通っていて気づいた「売れ筋の変化」の波に乗る!


ーー今回『マンガQ』に投稿してくださった作品は、連載『ハミ出る思い』の第1話ですよね。どうしてこの作品を選んだんでしょうか?


仲曽良さん:やっぱり第1話なので、初めての媒体に載せるには一番とっつきやすいかなと。それと、初期の絵の画力が気になっていて、直してたんです。ちょうど1話目を直したところでマンガQの募集があったので、そのまま投稿しました。


ーーなるほど。そもそも、仲曽良さんがマンガを描き始めたきっかけはなんなんでしょうか?


仲曽良さん:子どもの頃から絵を描くのが好きで、10代後半の頃に漫画家を目指して上京して、持ち込みを続けて賞ももらったんです。当時の担当の方にはしっかり見てもらえていたとは感じてるんですけど、連載やコミックス発売に行きつくまでがすごく遠く思えて。ゴールが見えなくて、挫折しました。そのあとはサラリーマンをしてましたね。


ーーそうだったんですね。一度マンガを描くことをやめて、また描き出したきっかけはなんだったんですか?


仲曽良さん:描くことをやめてもマンガを読むことはずっと好きで、本屋にもよく通っていたんです。長年本屋に通っていると、年々並んでる本が変化していってることに気がついて。


ーーどんな変化をしていたんですか?


仲曽良さん:売れ筋のマンガにだんだんエッセイが増えてきていると感じたんです。それで、ショートエッセイなら自分でも仕事の合間に描ける!と思って、またマンガを描き始めました。



ネームの段階で投稿することで、担当さんがいなくてもブラッシュアップできる


ーーそうして行き着いたのが「ハミ出る思い」なんですね。初めはnoteだけに投稿されていましたが、コルクBooksに投稿するきっかけはなんだったんでしょうか?


仲曽良さん:3年くらい前に、「コルク×noteマンガコンテスト」という企画があったんです。そこでまずコルクの存在を知って。そのあと、知り合いの漫画家さんがコルクBooksに投稿しているのをTwitterで見て、僕も始めました。


ーー実際にコルクBooksに投稿してみて、どうでしたか?


仲曽良さん:ネームの段階で投稿できて、コメントももらえるのがすごくいいなと思いましたね。やっぱり1人で描いてると、どうしても気づけない部分があるので。これまでは、マンガは完成形になるまで世に出すものではないという常識があったと思うんですが、それが壊れたと思います。他の漫画家さんのネームを見るのも、「こうやって描いてるんだ」と勉強になっておもしろいです。


ーー担当さんがいなくても、ネームから完成形になるまでの間に他者の目線からブラッシュアップできるということですね。


仲曽良さん:そうですね。あと、プロットやネームなどの制作過程を公開することで、Twitterのフォロワーさんも興味を示してくれています。完成形をドンと公開するよりも漫画家という存在を身近に感じるのか、応援してくれている感じがしますね。


ーーなるほど。コルクBooksに投稿し始めて、仲曽良さん自身が変化したと感じる点はありますか?


仲曽良さん:やっぱり、漫画家さんの知り合いが増えましたね。特にやじまけんじさんと仲良しです(笑)。


ーーそうなんですね!マンガの腕を高めながら、切磋琢磨する仲間も見つけられるということですね。仲曽良さんは、どういう人にコルクBooksをオススメしたいですか?


仲曽良さん:マンガを描き始めの人ですかね。コルクBooksだけでなくSNS全般に言えることなんですけど、フラットな場なので、若手でも描いてしまえばベテランと同じ土俵に上がれるんです。既存の出版社に持ち込むのもいいと思うんですけど、ウェブで発信すればすぐに競争に参加できるので、描き始めの人は一度投稿してみるといいと思います。



「思い出漫画家」としてのこれから


ーー仲曽良さんの今後の漫画家としての展望を聞かせていただけますか?


仲曽良さん:挑戦したいことはたくさんあります!グッズも作りたいし、やっぱり紙の本には憧れがあるので、いつか出したいなと思っています。


ーー「ハミ出る思い」が紙の本にまとまったら素敵ですね!仲曽良さんはご自身を「思い出漫画家」とおっしゃっていますが、これからも思い出をテーマに漫画を描いていくんでしょうか?


仲曽良さん:そうですね。思い出という軸はブレないと思います。『ハミ出る思い』の中で、モリヤン以外のキャラをもっと深掘りして描いていきたいです。以前『ハミ出る思い』の高校生編を描いたときに、普段とちょっとテイストを変えてハード目な路線で描いてみたんですけど、今後もこういう長編も描いていければなと思います。


ーー『ハミ出る思い』の新境地、楽しみです。仲曽良さんは、ご自身の漫画をどんな人に読んで欲しいですか?


仲曽良さん:やっぱり僕と同世代の人に読んでもらいたいですね、僕は今42歳なんですけど、「懐かしい」というのがいちばんの褒め言葉です。


ーー最後に、これからの漫画家にとって大切なことはなんだと思いますか?


仲曽良さん:SNSにマンガをあげるにしても、読む人の動線を意識することですね。例えば僕はTwitterにも漫画をあげてますけど、1つのツイートのマンガを気に入ってくれた人が次にどうするかを考えるんです。1つおもしろいと思ったら他の漫画も読みたくなるじゃないですか。だから、noteにこれまでの作品をわかりやすくまとめて、読みやすいようにしています。Twitterはあくまで入り口で、今までの作品を全部読んでもらうためにはどうしたらいいかを考えることが大切だと思います。


ーーありがとうございます!これからの作品も楽しみにしています!





・・・






以上、『マンガQ 第2号』に掲載されているマンガ『ハミ出る思い』の作者・仲曽良ハミさんへのインタビューをお届けしました。


これからも「思い出漫画家」として、思い出を綴っていくと語ってくれた仲曽良さん。今後の作品も楽しみです!


仲曽良ハミさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちらです。


ぜひ、マンガQを手に取り、マンガ『ハミ出る思い』を読んでいただきたいです!そして、仲曽良ハミさんのこれからのご活躍に注目ください!


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コラム
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いよいよ5月12日、共感系マンガ雑誌『マンガQ』の第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭のマンガ家13名にインタビューを実施しました!


今回のインタビュー相手は、マンガ『保育園受かった寂しい』の作者・maguroannaさんです。


マンガを描くのは今回が初めてだったというmaguroさん。出産を経て、育児を始めたことで「子どものことをマンガに描きたい!」と思うようになったと言います。


初マンガの題材に「保育園」というテーマを選んだmaguroさん。その裏にあった、親になったからこそわかる複雑な感情とは何か?


マンガ投稿初心者maguroさんの考えるコルクBooksの魅力とは?


SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしているマンガ家たちの声をお聞きください!



・・・




デザイナー、母親、漫画家の三足のわらじを履きこなす!



ーー本日はよろしくお願いします!『保育園受かった寂しい』読ませていただきました。



maguroさん:ありがとうございます!



ーー『保育園受かった寂しい』は、maguroさんの実体験を描いたマンガですよね。本業のデザイナー、母親業に加え、マンガを描こうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?



maguroさん:3月いっぱいまで育休中だったんですが、職場復帰の直前になって育児も少し落ち着いたときに、「育児に関するマンガを描きたい!」と思って描き始めました。



ーーそれまでマンガを描いたことはなかったんですか?



maguroさん:そうなんです。絵を描くことはもともと好きだったんですが、きちんとしたマンガを描くのはこれが初めてでした。



ーー初めてマンガを描いてみて、どうでしたか?



maguroさん:今回、クリスタを使って描いたんですけど、使い方が全然わからなくて。ペンの設定とかコマ割りの仕方とか、とにかくツールに慣れるのに一苦労でした。




「保育園に受かること」が先行していて、親の気持ちがおざなりにされている




ーーそんなmaguroさんの初マンガのテーマは、子育て、特に保育園についてということですが、このテーマを選んだ理由はなんなんでしょうか?



maguroさん:私は保育園激戦区と言われるところに住んでいるんですが、そこでは保育園の申し込みをするときに、上から30番目までの希望を書くんです。



ーー30番目!? まず、家から通える範囲にそんなに選択肢があることに驚きです。



maguroさん:そうですよね(笑)。それで、私の子どもはその中で6番目の希望に入ることができたんですけど。



ーー30のうちの6番目だと、「保活」成功という印象を受けますね。



maguroさん:そうだと思います。でも実際に子どもを保育園に預けるとなると、「保育園」というシステムのいびつさに気づいてしまったというか。



ーーどういうことでしょうか?



maguroさん:子どもを保育園に預けるのって、仕事と子育てといった生活のバランスを保つためだと思うのですが、保育園が不足しているがゆえに「保育園に受かる」ことを優先せざるを得なくて、自分たちにとって良いバランスとかを考えるのは後回しになってしまったんです。



ーーなるほど。



maguroさん:保育園自体は素晴らしいしとてもありがたいところなんですが、保育園に入るためのルールに多くが左右されていて、親も子どもも無理をしているところがあるな、と感じたんです。4月入園が受かりやすいから、まだ預けるタイミングじゃないな、と思っていても選択肢がなかったり。「子どもともっと一緒にいたい、成長を見逃したくない」という感情がおざなりになっているな、と悩ましいです。



ーーその思いが今回の『保育園受かった寂しい』の制作に繋がったわけですね。



maguroさん:そうですね。このマンガを読んだ人が、改めて「保育園」というシステムの現状、保育園とのベストな付き合い方について考えるきっかけになればいいなと思っています。




自分でコミュニティを作る必要がないコルクBooksなら、すぐに反応がもらえる!




ーーmaguroさんは『保育園受かった寂しい』がコルクBooksへの初投稿ですが、投稿するきっかけはなんだったんでしょうか?



maguroさん:友人に教えてもらったんです。育児エッセイを描きたいなとは思っていたんですけど、どうせ描くなら反応が欲しいじゃないですか(笑)コルクBooksはすぐに反応がもらえそうだなと思って投稿しました。



ーー実際に投稿してみて、どうでしたか?



maguroさん:すぐにコメントがもらえて嬉しかったです。どれもマンガに共感してくれたり、褒めてくれたりするコメントで、投稿してよかったなと思いました。



ーーmaguroさんはTwitterにも同じマンガを投稿されていますが、コルクBooksとほかのSNSの違いはどんなところだと思いますか?



maguroさん:ほかのSNSは、コメントやいいねをもらうためにまず頑張ってコミュニティを作らないといけないじゃないですか。コルクBooksは初めから「マンガを投稿して、フィードバックをもらう」ためのコミュニティなので、すぐに反応がもらえる。その点がすごくいいと思います。



ーーなるほど。どんなに人にコルクBooksをおすすめしたいですか?



maguroさん:1人で悶々と制作していて、行き詰まってしまう人はとりあえず投稿してみるといいと思います!編集者の方やほかのマンガ家さんにアドバイスや感想をいただけるので、すごく励みになって創作の原動力になるのではないかなと思います。



ーー最後に、マンガ家としての今後の展望を聞かせていただけますか。



maguroさん:今後は、育児エッセイももちろんですが、他にも描きたいネタがたくさんあって。



ーー例えばどんなものですか?



maguroさん:私は夫と娘との3人家族なんですが、子持ちの友人夫妻と同居してるんです。コレクティブハウスって言うのかな。他にも、夫との出会いがシェアハウスだったりしてちょっと特殊なので、そのことについても描きたいなと思いますね。



ーーそうなんですね!なかなか他の人がしない経験ばかりで、maguroさんのエッセイをすごく読んでみたいです。ちなみに、エッセイ以外のジャンルで描きたいものはありますか?



maguroさん:冨樫義博先生と吉田秋生先生の大ファンなんです。なので、ファンタジーだったり長編のストーリーものも描いてみたいなと思っています。



ーー楽しみですね。ご自身が描いたマンガをどんな人に読んで欲しいですか?



maguroさん:特にターゲットを絞っているわけではないんですけど、読んでくれる人はやっぱり育児や結婚に悩む女性だったり、子どもが可愛くて仕方ないお父さんお母さんが多いですね。私のマンガを読んで、共感してくれたり、悩みがちょっとでも解消されたりする人に届いたらいいなと思います。



ーー仕事に育児とお忙しいと思いますが、maguroさんの今後の作品を楽しみにしています!本日はありがとうございました!





・・・






以上、『マンガQ 第2号』に掲載されているマンガ『保育園受かった寂しい』の作者・maguroannnaさんへのインタビューをお届けしました。


デザイナー、母親、漫画家と三足のわらじを履きこなすmaguroさん。今後も、豊富な経験を生かしたエッセイ漫画が楽しみです!


maguroannnaさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちらです。


ぜひ、マンガQを手に取り、マンガ『保育園受かった寂しい』を読んでいただきたいです!そして、maguroannaさんのこれからのご活躍に注目ください!


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いよいよ5月12日、共感系マンガ雑誌『マンガQ』の第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭のマンガ家13名にインタビューを実施しました!



今回のインタビュー相手は、マンガ『デトックス!!!』の作者・かしわまめふさんです。



メイクアシスタント、会社員を経て、漫画家に転身したかしわさん。


豊富な社会人経験が今のマンガ制作に繋がっていると言います。





SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしているマンガ家たちの声をお聞きください!





・・・






働く女性の「我慢」を描きたい


ーー本日はよろしくお願いします!「デトックス!!!」読ませていただきました。


かしわさん:ありがとうございます!


ーーかしわさんは会社員経験があるとのことでしたが、今回の漫画は実体験なのでしょうか?


かしわさん:実体験というわけではないんですが、それに近いものはあります。自分が会社員をしていたときに、世の中の会社員の女性って「我慢」を強いられることがすごく多いと感じたんです。かつての自分も含めて、多くの働く女性の我慢を、今回こういう形で漫画にしました。


ーーそうだったんですね。主人公のかなことかしわさんにリンクする部分はあるんでしょうか?


かしわさん:うーんどうだろう。でも確かに、会社に勤めているときは前半のかなこのようにビクビクしていた部分があったかもしれないです。何か仕事を任されたときに、わからないところを質問したいけど、「仕事ができない」と思われるんじゃないかっていう不安とか……。


ーー私もネガティブ思考なので、すごくわかります(笑)。


かしわさん:そう言ってもらえると嬉しいです(笑)。結構、取り越し苦労だったりするんですけどね。


ーー今回この漫画を描くにあたって、一番苦労したことはなんですか?


かしわさん:おじさんを描くことです(笑)。普段は女性ばかり描いてるので、骨格から何から描き慣れなくて苦労しました。


ーー確かに、おじさん特有のしわの感じとか輪郭とか難しそうですよね(笑)。反対に、描いていて楽しかったことはなんですか?


かしわさん:かなこが上司に対してキレるシーンです!描いててスカッとしました。


ーーなるほど。今回の漫画の中で一番注目してほしいポイントもそこでしょうか?


かしわさん:そうですね。かなこは言ってやった!とスカッとしたかと思ったら、すぐに後悔するんですが、同僚の女の子に「スッキリしました!」と励まされるんです。そこのところの、かなこのリアルな感情の動きも見どころです。



投稿してすぐに具体的なアドバイスがもらえる


ーー今回、描いた漫画をコルクBooksに投稿したきっかけはなんだったんでしょうか?


かしわさん:去年の年末に、ネーム大交流会というイベントに参加したんです。その時のゲストとしてコルクBooks代表の萬田さんがいらしていて、コルクBooksへの投稿を勧められたことがきっかけです。


ーー実際にコルクBooksに投稿してみてよかったことはありますか?


かしわさん:やっぱりフィードバックをもらえることですかね。それまでも自分のHPやSNSに漫画やイラストを投稿していたんですけど、なかなか反応をもらうことができなくて。投稿してすぐに具体的なアドバイスがもらえて、すごくタメになりました。



メイクアシスタントから会社員、そして漫画家への転身


ーーそもそもかしわさんが漫画を描き始めたきっかけはなんだったんでしょうか?


かしわさん:もともと絵を描くことが好きで、幼稚園の頃はひたすら自由帳にセーラームーンの絵を描いていました。高校生になって、将来のことを真剣に考え始めたときもぼんやりと「漫画家になりたい」とは思っていたんですけど、絵で食べていくのは無理だろうなという気持ちが勝って。「メイクは顔に描く絵」「現実的に頑張ればなれる職業」だと考えて、メイクアップアーティストを目指して美容の専門学校に入学しました。


ーーそうだったんですね。そこからまた漫画家を目指すのには、どのような経緯があったんですか?


かしわさん:メイクアップアーティストって、初めはみんなアシスタントなんですね。チーフから指示を受けて仕事をするんですけど、あまり向上心が持てなくて、言われた仕事をただこなすって感じだったんです。それで、このままなんとなくチーフになったとしても、ペラペラなメイクアップアーティストになってしまう、と思って。自分が本当にやりたいことはなんだろうって改めて考えたときに、「やっぱり漫画家になりたい」と思ったんです。


ーー葛藤の末、大きな決断をされたわけですね。その後は漫画家を目指して創作活動を続けてきたんですか?


かしわさん:そうですね。メイクアシスタントを辞めた後はアルバイトをしながら漫画を描いていたんですけど、そのバイト先が潰れてしまって。次は漫画に役立つ仕事をしたい!と思っていたんですが、当時通っていた20代限定の職業斡旋所の職員の方に漫画家を目指していることを話すと、「20〜30代の多くの女性は会社で働いているのに、その人たちに向けて漫画を描いているあなたが会社で勤めた経験がないのはどうなの?」と言われたんです。


ーー結構ガツンとくる一言ですね。


かしわさん:そうですね(笑)。でもその通りだなと思って、勧められた印刷会社の営業事務として働き始めました。そこで、今回の漫画に描いたような「働く女性のリアル」を知ったんです。


ーーその職業斡旋所の方の言葉がなかったら今のかしわさんの創作活動はなかったかもしれないんですね。ヘアメイクと会社員、両方経験しておいてよかったと思うことはありますか?


かしわさん:双方のリアルな業務はもちろんですが、そこで働く人たちの「感覚」を知ることができたことがすごくよかったと思っています。例えば、ヘアメイクの世界には結構年が上の新人の方も珍しくなくて、新しいことを始めるのに年齢は関係ないという雰囲気だったんです。でも、26歳のときに会社に入って、「女性の価値=若さ」という価値観に飲み込まれました。働く女性が日々受けている結婚や出産に対する抑圧を身をもって体験したことは、決して無駄ではなかったと思います。


ーーなるほど。そういった一見ネガティブに感じる体験も、創作活動の源となっているんですね。では最後に、かしわさんの今後の展望を聞かせていただけますか?


かしわさん:SNSで漫画の連載を続けて、いずれは電子書籍化したいです。あとは、今は自分が考えたネタで漫画を描いていますが、今後読者の方から体験談を募集し、漫画化したいと思っています。多くの人の体験談を漫画にすることで、読者の方がより幅広い気づきを得ることができるサイクルを作りたいです。


ーーかしわさんのこれからの作品を楽しみにしています。ありがとうございました!





・・・






以上、『マンガQ 第2号』に掲載されているマンガ『デトックス!!!』の作者・かしわさんへのインタビューをお届けしました。



働く女性の「我慢」をマンガにしたいと語ってくれたかしわさん。今後の作品も楽しみです!



かしわさんのコルクBooksアカウントはこちら、Twitterアカウントはこちらです。



ぜひ、マンガQを手に取り、マンガ『デトックス!!!』を読んでいただきたいです!そして、かしわさんのこれからのご活躍に注目ください!


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いよいよ5月12日、共感系マンガ雑誌『マンガQ』の第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭のマンガ家13名にインタビューを実施しました!



今回のインタビュー相手は、マンガ『猫様の言う通りっ!』の作者・ちえむさんです。



今回のマンガでは、「孤独」をテーマに描きたかったと言うちえむさん。

その裏にあった、創作意欲につながる強い思いとはなんなのか?




SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしているマンガ家たちの声をお聞きください!





・・・







「孤独」を描くための試行錯誤


ーー本日はよろしくお願いします!「猫様の言う通りっ!」読ませていただきました。


ちえむさん:ありがとうございます!


ーー「猫様の言う通りっ!」は、主人公の拓という青年と、喋る猫・クロのお話ですが、この作品に込めた思いを教えていただけますか?


ちえむさん:主人公の拓は自分の気持ちをすごく抑えてしまう性格なんです。そして、人間には誰しもそういうところがあると思います。人に嫌われないために自分の感情を抑えるってある意味「孤独」ですよね。それに対して、猫は「好き勝手しても愛される」気ままな存在じゃないですか。そういう2人のキャラクター(正確には1人と1匹)を対比して描くことで、人間の「好き勝手しても愛されたい」という感情が表に出るところを描きたいと思いました。


ーー確かに、「いっそ猫になりたい」と思うことって多々ありますよね(笑)。


ちえむさん:そうそう。それってどうしてだろうって考えたら、普段感情を抑えて生活しているから、気ままな猫が羨ましいからだって気づいたんです。


ーーコルクBooksに投稿されている「猫様の言う通りっ!」の一番初めを見ると、今回の作品とは設定も雰囲気もだいぶ違いますよね。


ちえむさん:そうですね。初めはおじいさんも猫もいませんでした(笑)。タイトルも「孤独の才能」で、孤独について悟ったようなことを言う喫茶店のマスターが主人公でした。このキャラクターは拓の原型にはなっていますが、今とは性格も全く違いますね。


ーー大きく設定を変えたのはなぜだったんですか?


ちえむさん:「孤独」というテーマを扱うときに、主人公のキャラクターがピンとこなくて。話のポイントを絞って伝えるために主人公をもっと未成熟な感じにして、対比としての猫を出して、という風に変わっていきました。


ーーなるほど。「孤独」というテーマを描きたいという強い思いがあったんですね。


ちえむさん:そうですね。「孤独」を描くためにキャラクターを作りました。


ーーでは、今回の漫画を描くにあたってちえむさんが一番苦労したことはなんですか?


ちえむさん:主人公のキャラクターや心情を深掘りしていくことですかね。例えば、拓がクロに対して激昂するシーンがあるんですが、どうして拓はこんなに苛立っているんだろう、どういう感情が隠れているんだろう、と考えていました。拓の心情を掘り下げていく中で自分自身と向き合うこともあって、しんどいと感じることもありました。


ーー例えば今回のテーマの「孤独」のような、自分の中の向き合いたくない感情が創作意欲になることもあるんですか?


ちえむさん:そうですね。しんどいと同時に、キャラクターを通して自分のことがわかっていく楽しさもあります。



仲間との切磋琢磨が毎日投稿の原動力!


ーーちえむさんはコルクBooksにほぼ毎日投稿してくださっていますが、ちえむさんの創作意欲を支えるものはなんなんでしょう?


ちえむさん:漫画家仲間の存在ですね。特に小山コータローさんの存在が大きいです。彼が毎日投稿しているのを見て、「時間がないとか言ってられない、描かなきゃ」と触発されてます(笑)。


ーー小山さんのことは尊敬しつつ、対抗心も抱きつつって感じなんですね(笑)。そもそも、コルクBooksに投稿し始めたきっかけはなんだったんですか?


ちえむさん:去年の夏頃、マネラボ×コルクBooksの連動で「#初めての給料」という企画があったんですけど、その宣伝をたまたま普段聴いているラジオでしていたんです。それでコルクBooksという存在を知って。


ーー結構珍しい出会い方ですね(笑)。


ちえむさん:そうなんですよ(笑)。それで、ちょうど書き溜めたものをどこかウェブ上に出したいとも思っていたので、思い切って投稿しました。


ーーなるほど。実際に投稿してみてどうでしたか?


ちえむさん:やっぱりコメントをもらえるのがいいなと思います。しかも、褒めてくれる人が多いのはもちろんなんですけど、「ここをこうしたらもっと良くなるよ」っていうすごく建設的なコメントばかりで、ありがたいです。


ーーコルクBooksに投稿を始めて、何か変化はありましたか?


ちえむさん:毎日絵を描く習慣がつきましたね。リアルでは漫画制作に関する具体的な話ができる人は周りにいないので、コルクBooksを通して知り合った漫画家仲間の存在が毎日投稿の原動力になってます。


ーーやっぱり切磋琢磨できる仲間の存在は大きいんですね。


ちえむさん:あとは、漫画を描くときに、「自分はどうしてそれを描きたいのか」ということを意識するようになりました。ただおもしろければいいとか、技術的に上手ければいいとかじゃなくて、もっと自分の創作意欲の元を突き詰めて漫画を描くようになりましたね。この意識は今回の「猫様の言う通りっ!」にも生かされていると思います。



「描きたい」気持ちは枯れない


ーーちえむさんの漫画家としての今後の展望を聞かせていただけますか?


ちえむさん:1つの設定を深掘りして、長編を描きたいなとは思っています。あとは、去年の9月からコルクBooksに「おとうふ侍」というキャラクターの漫画やイラストを投稿しているんですけど、これをなんとかバズらせたい……!


ーー「おとうふ侍」のグッズとか欲しいですね……!


ちえむさん:うんうん、グッズ作りたいです。あとは、とにかく漫画を描き続けていたいですね。


ーーちえむさんは、ご自身の漫画をどんな人に読んでもらいたいですか?


ちえむさん:特に明確なターゲットはないんですけど、毎日がんばって、疲れちゃった人が、私の漫画を読んでふっと肩の力を抜いてくれればいいなと思います。


ーー最後に、これからコルクBooksやマンガQで漫画を描いてみたい方に向けてメッセージをお願いします。


ちえむさん:私の作品を見て、「こんなのでも載るんだ」って安心して、自信を持って描きたいものを描いてみて欲しいです。私も一時期、ネタ切れとか描きたい気持ちが枯れてしまうことが怖かったんですけど、そんな心配いらないです。漫画を描くことは確かにエネルギーを使いますが、本当に「描きたい」と言う気持ちを持っている人の気持ちが枯れてしまうことはないと思います。ひとりで漫画家になりたいとがんばっている人は、とにかく一度投稿してみてください!


ーーありがとうございました!





・・・






以上、『マンガQ 第2号』に掲載されているマンガ『猫様の言う通りっ!』の作者・ちえむさんへのインタビューをお届けしました。


キャラクターとを作ることで自身と深く向き合い、創作の原動力としているちえむさん。今後の作品も楽しみです!



ちえむさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちらです。


ぜひ、マンガQを手に取り、マンガ『猫様の言う通りっ!』を読んでいただきたいです!そして、ちえむさんのこれからのご活躍に注目ください!


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いよいよ5月12日に共感系漫画雑誌『マンガQ』の第二号が出ます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭の漫画家13名にインタビューを実施しました!


今回のインタビュー相手は、漫画『コーヒーdeワルツ』の作者・小柳かおりさんです。


「先日、子供の頃憧れていた先生に「一度やめたけどまた漫画描けて良かったね」と直接言ってもらえたんです。漫画は人生をかけて続けられるものだと思いました」


学生時代に商業誌掲載の経験を持ちながらも、大学卒業を機に漫画をやめた小柳かおりさん。

しかしいま、再び専業漫画家を目指して仕事をしながら漫画を描いています。


彼女にとって本業とは何なのか?漫画とは何なのか?そこに複業漫画家が漫画を描き続ける理由があるかもしれません。


SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしている漫画家たちの声をお聞きください!




・・・





結論から言わせてもらうと、漫画と本業の両立はできます。


ーー本日はよろしくお願い致します。小柳さんは複業として漫画を描いていらっしゃいますが、いつ漫画を描いているのでしょうか?


小柳さん:今は監査法人で働いていて、平日は大体18時くらいに上がれるので、平日の隙間時間も使いつつ、主に土日で漫画を描いています。コルクブックスのお題漫画や、朝の隙間時間を使ってコルクラボマンガ専科の#マンガ日記や#スケッチブックスでイラストを投稿する等しています。

ーーすごく忙しそうです(笑)漫画を描けるように仕事を調整したりされたのですか?


小柳さん:はい。以前はシステム開発やコンサルティングに従事しており、毎日終電で帰宅するような日々が続くこともありました。それでは平日漫画は描けませんから、現在は漫画家としての時間確保も可能な職種・部署に異動しています。それにより平日の時間も漫画に充てることができ、今は漫画と本業のバランスをいい感じに保てています。



兼業をするメリットがある



ーー兼業していると、時間だけでなく気持ち的な面でもバランスを保つのが大変そうです。


小柳さん:はい。もちろん、仕事で悩んでいる時には漫画が描けなかったりすることもあります。でもみんな何だかんだそういうことよくありますよね。恋愛に悩んでいて仕事が手に付かない…、とか。でも、兼業で続けるメリットがあると感じているんです。


ーー確かにその通りですね。身に覚えがあります…。では、兼業のメリットを教えてください!


小柳さん:それは本業が漫画のネタになることです!日常生活がネタになる(笑)


漫画は自分にとって、新しい発見や面白さを伝えるツールだと思っています。漫画で伝えることは結局漫画以外の経験ではないかと。これは一度漫画家を諦めた経験からきています。学生時代に商業誌デビューしたものの、数年で描きたいことが尽きてしまいました。枯渇した自分が、また何かを吸収したいと考えて大学へ進学しました。結局その後、企業に勤める人生を選びましたが、描きたいものをずっと探していました。漫画を再開して1年。今では描きたいものがこんなに自分の中に眠っていたのかと思えます。再開した当初は何が描きたいか、どんな漫画家になりたいかわかりませんでした。でも、よくよく考えると、漫画から離れていた会社勤めの経験もネタになる(笑)



コルクBooksが自分のカラーを教えてくれた



ーー小柳さんにとってコルクBooksとはどんな何ですか?


小柳さん:コルクブックスは自分にとってリハビリの場です。描けば必ず誰かが見てくれるし、こしのりょう先生や萬田さんからアドバイスももらえるので、長い間ブランクがあった私にとって、とても有難い場です。特にお題は自分を深掘りできます。これはかなり大きかったです。


ーー自分を深掘りすると何かいいことがあるんですか?


小柳さん:お題から漫画を描こうとすると自分の記憶や考えを辿る作業を行います。自分の中に既に存在するものからアイデアを出していけるようになるんです。すると「私にはこんなものが描けたんだ!」と、どんどん発見できて、描きたいものを見つけていけました。


ーー小柳先生の「働く人に読んでもらいたい」という漫画のテーマは最初からあったものじゃなかったんですね!


小柳さん:はい。昔はありきたりな恋愛漫画しか描けなかったのですが、自分の得意分野を見つけられたので自信がつきました。



今回の漫画も実体験をもとにしています!


ーー今回の漫画「コーヒーdeワルツ」も小柳さんの本業での実体験ですか?


小柳さん:全部ではないですけど、そうです。コーヒーというアイデアは、コルクラボの喫茶部で、ハンドドリップを体験したところから生まれました。コーヒーは元々好きなのですが、ハンドドリップを実際やってみると想像以上に難しく、奥が深くて驚きました。それを伝えたかったです。また、実際に働く中で、私はコーヒーをよく飲みます。オフィスビルの一角にあるコーヒースタンドで対面でコーヒーを淹れてもらうのですが、コーヒーをただ買うのではなく、お店の人と話をすることでリフレッシュしています。その経験を本作に生かしました。



今後挑戦していきたいことは「画力アップ」


ーー最後に、小柳さんの今後について教えてください!


小柳さん:これまで通り、“働く女子”を取り巻く働き方・恋愛・人間関係を描いていきたいです。目標としている作家さんは、恐れ多いんですが、おかざき真里先生です。おかざき先生の絵は、一つの絵画のように美しく、描写も細かく、画面構成も含めて漫画と思えないほど素晴らしい。ああいう、絵だけで読み手を魅了するような漫画を描けるようになりたいです!


ーーめちゃくちゃ楽しみです!本日はありがとうございました!




・・・




以上、『マンガQ第2号』に掲載されている漫画『コーヒーdeワルツ』の作者・小柳かおりさんのインタビューをお届けしました。

働く女子たちのリアルな喜びや苦しみは、小柳さんが実際に味わってこられたものだからこそ共感を得るのだと思いました。


小柳かおりさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちら

ぜひ、マンガQを手に取り、漫画『コーヒーdeワルツ』を読んでいただきたいです!そして、小柳かおりさんのこれからのご活躍に注目ください!


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いよいよ5月12日に共感系漫画雑誌『マンガQ』の第2号が刊行されます。それを記念し、今回掲載されているSNS時代の新進気鋭の漫画家13名にインタビューを実施しました!


今回のインタビュー相手は、マンガ『乙女の生きざま』の作者・つきはなこさんです。

「自分が恋愛で落ち込んだ時、幸せな恋愛を描く漫画を読むといつも悲しくなった。だから綺麗事じゃない漫画を描きたかった。」

フリーのデザイナーに転職したのをきっかけにweb上で漫画を描き始め、note×コルクブックスのコンテストに入賞したつきはなこさん。その後大手出版社のwebレーベルでの連載を経験し、Instagramでは2.6万人のフォロワーがいる。そんなSNS時代の鏡のような漫画家が漫画を描く理由とは?そして彼女の漫画はなぜ多くのファンを生むのか?

SNS時代において、世に熱狂を起こそうとしている漫画家たちの声をお聞きください!



・・・




自分の心に刺さる、自分が読みたいものを描きたいだけ


ーー今日はよろしくお願いします!初めてマンガQに掲載されるということでざっくりと漫画を描き始められた経緯を伺いたいです。


つきさん:漫画は子供の頃友達同士で見せ合っていたぐらいでした。大人になって就職し、その後フリーのデザイナーになった時にたまたまいくえみ綾先生の「G線上のあなたと私」を読み「こんな感じの切ない雰囲気のものが読みたい」と待ちきれなくなり自家生産することにしたんです(笑)フリーランスなので時間があったため、漫画を描いてComicoなどのweb上に投稿し始めました。その時はデビューとか考えてなくて、ただ描くことがゴールでした。その流れでnote×コルクブックスのコンテストに応募して入賞し、それと同時に出版社の方から漫画連載の話を頂きました。今回マンガQに掲載した話はそのコンテストに出したものです。

ーーなるほど…。ということは、最初のデビュー時から今のつきさんの作風が出来上がっていたということですか?


つきさん:いえ、最初はもっとピュアな登場人物の話を描いていたんです。でも行き詰まってきちゃって。自分は漫画に自分を投影して読むタイプだったので、自分と似た境遇の話が好きでした。だって、ハッピーな恋愛をしている少女漫画のヒロインを見ると現実の自分と比べて悲しくなっちゃうんですよ。なので、実体験を元に“普通の幸せな漫画”ではないものを描いてみたんです。そしたら予想以上に反応が良かったし自分もスルスル描けて楽しくて。案外自分と同じような恋愛状況の人が多いことに勇気付けられ、自分が読みたいと思えるものを描いていこう、と思うようになりました。


恋愛でうまくいかない人に「ここに私がいる!」と思って欲しい


ーー「乙女の生きざま」もつきさんの実体験なのでしょうか?

つきさん;実話を元にしたノンフィクションです。当時は単なる黒歴史としか思っていなかったので漫画にしようなんて考えてもいませんでしたが(笑)


ーーなぜそのような苦しい体験を描こうと思えたのですか?


つきさん:あまり人に言えない経験は一人で抱えがちだけど、そんな人に自分の漫画を読んで「分かる」「自分だけじゃないんだ」と思ってくれるとちょっと救いになるのかなと思って描きました。それに自分も、この漫画を描くことによって辛かった時は気付けなかった「誰か一人に愛されたい」という気持ちに気付けました。オチを全く考えずに描き始めた作品なんです(笑)

ーーそうなんですか!ちょっと意外です。では、登場人物のシイや透はどうやって生まれたんですか?


つきさん;とにかく「優しい」けど「ちょっとずるい」みたいな切なさがある人たちを描きたかっただけです。なんて言えば良いか難しいんですけど、この二人は向き合っているけど違うところを見ているというか…。お互い求めあっている動機は不純かもしれないけど一緒にいること自体はピュア、みたいな…。


ーーめっちゃ良きです〜〜ッッッ!(悶絶)


他の漫画家と交流できるからこそ、自分の漫画を描き続けられる


ーーつきさんがコルクBooksに投稿し始めた理由を教えてください。


つきさん;最初は今まで書いたストックを描き直したかったから投稿始めました。

ーー投稿して良かったことはありますか?

つきさん:他の漫画家さんとお話しできるようになったことです。たくさん投稿していると覚えてもらえるので、こしのりょう先生や小柳かおり先生にイベントなどに誘ってもらえるようになりました。そうやって交流が広まっていくと、みんないろんな考え方で漫画を描いているんだなと気づいたんです。ツイッターでバズっているのを見ると「こういうのを描かなきゃ」と思って自分の軸がぶれそうになるけど、人それぞれ表現したいものがあるのだから気にしなくていいんだと楽になりました。


どうしたら没入できるか


ーー今後の目標などありましたら、教えてください。


つきさん:縦スクロールの漫画を描きたいです。そして「どうやったら没入できるか」を研究して今までにない漫画表現を発明したいです。テーマは今まで通り恋とか幻想の話にし続けたいです。


ーーありがとうございます!これからの作品も期待しております!



・・・




以上、『マンガQ第2号』に掲載されている漫画『乙女の生きざま』の作者・つきはなこさんのインタビューをお届けしました。

今どき女子たちの心に寄り添う漫画は、つきさんの強い思いがあるからなんですね。これからも世の中の女子たちを支える漫画が楽しみです!

つきはなこさんのコルクBooksアカウントはこちら。そしてTwitterアカウントはこちら。Instagramはこちらです。

ぜひ、マンガQを手に取り、漫画『乙女の生きざま』を読んでいただきたいです!そして、つきはなこさんんのんのこれからのご活躍に注目ください!


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