ウエサト トモム

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コラム
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年末なので今年1年の編集活動の振り返りをしようと思う。

去年から繋がっていることもあるので、少し範囲を広げることにする。


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17.7月(〜18.5月)

「コルクラボ覆面編集PJTでの褒め活動」

毎日ネット上の良い作品や記事の褒めツイートをしていて、特に公募賞企画のあった8〜9月は、1日12時間以上ネットに張り付いて、良いWebマンガを探したり、創作のためになる記事を探したりして褒めツイートをしていた。

今思うと、この褒め活動を通して得た点の知識を広範囲に数多く打ち込んでいたことが、のちに作品を見てなんとなくいろいろなことに気づける基礎編集力になったと思う。


特に、出版社やWebマンガの公募賞で、編集者の作品に対する選評やコメントを見て、内容を咀嚼して理解するということを繰り返したことで、プロの編集者が作品の何をどう見ているかが学べた。

この期間、目に付いたコンテンツを記録してまとめていて、そうして記録したコンテンツだけでも1200に及んだ。


あと番外編としては、去年の9月からマンガの広告の仕事を始めた。どのタイトルの広告を打つかを決めるために作品選定をしていて、業務で商業の新連載作品を試し読みし、約1年で2700作品を読んだ。


プロアマ問わず読み、少年、青年、少女、女性マンガはもちろん、近年流行っているBLや百合にとどまらず、TLやハーレクインまでなんでも読んだことで、なんとなく時代感を感じれるようになったと思う。打ち合わせでいろいろ案を出せるようになったのは、このことが大きく役立っているんじゃないだろうか。


17.11月

「つのだふむ定例会初参加」

約10ヶ月続けた褒め活動だったが、それだけでは編集力の向上に限界を感じるとともに、編集の現場に参加してノウハウを得たいと思い、佐渡島さんに漫画家との打ち合わせへの参加を直談判したところ、ふむさんの打ち合わせへの参加を許可される。

プロの編集がどういうものかを見させてもらうことで、死ぬほど勉強させてもらっている。


17.12月

ふむさんが毎日マンガヘソニモを始めたので、僕も毎日コメントをする。


18.5月

ふむさんの企画「家のない人」の資料集めや取材を一緒に始める。

このあたりから定例会が月に2回になる。


6月

作家に対する立場表明のためにも、いつまでも編集志望ではダメだと思い、フリーのマンガ編集者を名乗る。


7月

コルクBooksへ編集としてジョイン。

編集/創作関連本の読書会で、書籍を用いた体系だった知識のインプットを始める。同時に、投稿作品へのコメントという、実践を通したアウトプットをすることで、編集力の向上に繋がったと思う。


連動企画やプラットフォームの整備、その他進行中の諸々など、動きが早く、とても良い経験をさせてもらっている。萬田さんの多動力はとても真似できない。


最近、お題「みんなの企画」が立ち上がったので、来年はそれを活用した、企画を立てる編集フェーズに移りたい。


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ここまで、ざっと今年1年の編集活動を振り返った。


年表に載せてないものとしては、羽賀部やこしの倶楽部でのファンイベントやコミュニティプロデュース、あと年末のふむさんの個展企画があった。

そういった現場での経験は、今後作品を世に出した時に作品や作家のファンを広めるための施策を実施する時に効いてくると思う。


今年までは基礎編集力を上げる時期だったから、来年は新連載企画や作品作りをメインにしようと思う。

来年の目標は


「企画を立てて作品を作りヒット作を出す」


僕のような新人編集者はとにかくヒットの実績を作らないと世間の信用は得られないので、このハードルを越えないことには何も始まらない。


ということで、来年はヒットにこだわっていろいろと活動していくので、皆様引き続きよろしくお願いします。

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17日前
むーさん、お疲れさま。わたしの作品にもいつもコメントくれてありがとう!また来年もよろしくお願いします。

17日前

こちらこそいつも作品を読ませてくれてありがとう!
みんなで一緒にヒットを目指そう!
来年もよろしくお願いしますね!
17日前
お疲れ様です!コメントをいただいて励みになりました。
来年もよろしくお願いします!

17日前

今年はお疲れ様でした!
少しでも励みになっていただけるなら良かったです!
来年もよろしくお願いします!
17日前
1年お疲れ様です。温かいコメント、勉強になるコメントたくさんありがとうございます。作品作りにも取り入れさせてもらい、この数ヶ月間描いていてとても励みになりました。来年もよろしくお願いします。

17日前

ちえむさんも多くの作品の投稿お疲れ様でした!
作家さんあっての僕ら編集なので、来年も作品をお待ちしております!
引き続きよろしくお願いします!
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編集者の役割ってなんだろう?

ベテラン編集者も定期的に思うことだと思う。

編集者のタイプにも、プロデューサータイプ、ディレクタータイプ、クリエイタータイプがいると思う。

それぞれのタイプを端的に説明すると、

プロデューサータイプは、作品作りの2〜10が得意で、作品を広める、売るのが得意なタイプ。

ディレクタータイプは、作品作りの0〜1で力を発揮するので、作品の内容そのものや出来に大きく関わる。

クリエイタータイプも作品作りの0〜1で力を発揮し、企画作りにとどまらず、物語そのものや原作を作ったりするタイプだと思う。

複数のタイプをこなせるスーパー編集者もいる。


どのタイプが合うかは作家にもよるし、作家の時期にもよると思う。

企画が得意な作家もいれば、人間の深掘りが得意な作家もいるし、作画が得意な作家もいる。

新人は自分のスタイルが出来上がってないから粗も多いけど、その粗が意外性や新しさを生み出し、フレッシュだったりする。

ベテランは自分のスタイルが出来上がっているから、作るスピードが速いし、完成度が高い。

新人、ベテランの話は、編集者にも同じことが言えると思うから、タイプや経験値を考慮して、お互い補完しあえるといいんじゃないだろうか。


作家と編集者の関係に話を戻すと、個別化と大衆化が一つポイントだと思う。

作家は感情と人物を深掘りして物語を作っていく。最初は、読者にウケるためとか、売れるためとかは考えないほうがいいし、そうじゃないと作品に純度が出ないから、とにかくエゴイスティックに深く作っていくことで、作家個別の感情や思い、気づきが出てくると思う。(深く掘って出てきたものが、案外誰もが思っていたことだったりもするから面白いんだけど) 

そうして出てきた濃厚な物語の原型に、見せ方や味付けというポピュラリティを加えるのが編集者の役割だと思う。

読みやすくなるように体裁を整えたり、最も魅力的になるように演出を話し合ったりする。そして、多くの読者が興味を持てるように、誰でもわかるように物語を大衆化させる。


作品作りの目的はさまざまで、売れるため、意義、エンタメの提供。売れればいいとは思わないけど、売れないと評価されない。そして目的に対する手段に正解もない。

先が見えない世界だからこそ、作家、編集者、お互い人間同士として、良いものを作っていきたいという気持ちは一致させてやっていきたい。

今日はここまで。

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ウエサト トモム
2018年11月18日
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「次の作品はどういう話にしようかな?」

誰しも思うことですよね。

みんなどういうやり方をしてるんだろう?

今の時代、ググれば多くのやり方が出てきますよね。

僕も編集者として、お題を考えたり、企画を考えたりしてるんですが、最近こういうやり方が良さそうだなと思った方法があるので、ひとつご紹介します。


手順としては以下です


・自分の好きを深掘りする

・構造化

・相似形を探す

・企画のとっかかりにする


「自分の好きを深掘りする」

みんなそれぞれ、好きな作品や、面白いと思う作品があると思うんですが、その作品の何が好きなのか、何が面白いのかを考えるところから始めます。


例えば、先日マンガ技術研究会(旧:マンガ新連載研究会)の定例会に伺わせてもらったんですが、架神さん、ごとうさん、による新連載研究チェックの時間がありました。

毎月150作品ほどある新連載作品の中から、各々が良いと思った作品についてコメントをしていき、さらにそれがどういう構造になっているのかを分析されていました。


「構造化」

研究会が進む中、「ゾン100」という新連載作品の話題になった時に、架神さんの分析で「最悪なことが最高になるシチュエーションって何があるんだろう?」とおっしゃっいました。


「相似形を探す」

シンキングタイムになった時に、僕にある思いつきがふと生まれました。

どういう内容かというと、「ホラー映画が大好きでたまらない主人公が、猟奇殺人者が闊歩する世界に異世界転移したとしたら、普通の人には最悪な状況だけど、主人公にとっては最高の世界になるんじゃないか?」というものです。


「企画のとっかかりにする」

その思いつきを架神さんが褒めてくださり、嬉しいと思うのと同時に企画として詰めていくのも面白そうだと考えました。


もちろん、ここから主人公の動機や物語の目的といった、物語論の部分も考えなければいけないし、

編集側からの企画なので、なぜこの企画が売れると思うのか、という根拠も考えないければいけないです。


ログラインやあらすじにした時の売りや引き、キャッチーな部分、時代感にどうマッチしているのか、名作として残るための普遍的な部分はあるのか、など。

物語論の部分は、作者と詰めていった方が自分ごととして描いてもらえそうなので、ある程度は余白にしていいとしても、まだまだ考えないといけない部分は多々あります。


ーーー


以上のように、ざっと企画を立てる方法の一つをお話ししました。

創作をしていくと、「好きを深掘りしよう」「物語の構造を理解しよう」といったことは良く言われることです。

それが大事だということに疑問はないのですが、それを具体的にどうすればいいのかというところまでは、なかなか話が及ばなことが多いです。


先日、佐渡島さんとつのだふむさんの定例MTGに同席させてもらった際、こしのりょう先生もZoom参加をされていました。

佐渡島さんがこしの先生に、「こしのさんの好きなものは何ですか?」という質問をされていて、それに対する回答が「プロレス」とおっしゃり、その理由は「受けの美学」みたいなことだったと思います。


その回答に対する佐渡島さんのアドバイスとして、「その好きの理由と同じ相似形のものを探して、その似ているものも好きであればその好きは正確だし、そうでなければその好きは深掘りが足りなくて、まだ確定できていないんですよね」といったようなことをおっしゃっていました。


ここでも相似形が出てきたなと思いつつ、いろいろなことがつながっていく感覚を得ました。


創作論は広くて深い。一方で、同じようなことを視点や視座、視野を変えているものでもあると思います。

そこにクリエティブな思いつきが加わったり、こだわりや信念、思いが込められたりして、誰かに届く作品になっていくんじゃないでしょうか。

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2018年11月18日
とても勉強になりました。
後でもう一度読み返そうと思います!

2018年11月19日

ありがとうございます!
ぜひ参考にしてみてください!
2018年11月18日
相似形で好きの深掘り度合いをチェックするというのは思いもしませんでした。自分の好きにも当てはめて考えてみたいです。

2018年11月19日

さすがですよね!僕も日々勉強です!
2018年11月19日
構造化までできてないのでもうちょっと考えてみます。勉強になりました!

2018年11月19日

さらっと書きましたが、ひとつひとつ簡単なことではないですよね、、!
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